Value Summit 2024 参加速報

2024年6月2日~4日は、アメリカ・テネシー州ナッシュビルで、「2024 Value Summit」が開催されています。

ナッシュビルから、今年のバリュー・サミット状況を速報いたします。

▍Value Summit とは

「ファンクショナル・アプローチ」が開発されたのは、1947年のアメリカです。その後、一気に世界中に拡がり、1959年に米国で協会(現 SAVE International、米国社団SAVE国際協会)が設立されました。

Value Summit は、毎年開催されている年次大会です。当初は、「SAVE Annual Conference」(SAVE大会)でしたが、2013年から「Value Summit」(バリュー・サミット)と名称がかわり、今年で第64回目となります。

世界中から最新情報と専門家が集まり、知識と経験、そして人の交流が行われます。2024年は、約20カ国から約230名が、テネシー州ナッシュビルに集まりました。

初日の今日は、会長の Robert Stewart 氏(冒頭の写真の左)、副会長の Hussien Al-Battaineh 氏(同右)によるオープニングから始まり、各セッションでプレゼンやQ&A、そしてブレイクで大交流会がありました。

▍今年の特徴・注目点

今年の特徴は、まず、5年ぶりの本格的なインパーソン開催だということです。2020年からしばらくリモート開催でした。2022年にインパーソンの試みもありましたが、まだ、いろいろ制限の残っている中での開催でした。

もう一つの特徴は、「Function Models Guide」(ファンクション・モデル・ガイド)が発表されました。これは、2016年に発表された「Function Analysis Guide」(more ≫)の応用編のようなものです。FAST(ファスト、more ≫)と呼ばれるテクニックのバリエーション(応用モデル)として、8つがまとまっています。

誰よりも早く、手にしてきました。

▍入選した30のプレゼンテーション

今年の Value Summit では、30のプレゼンテーションがあり、6月3日(月)と6月4に(火)の2日間で、2トラックで行われます。

日本人のプレゼンは、村上紀子氏の「Development of Staged Leadership Skill Development Theory through Function Analysis – Proposing an Effective Leadership Skill Development Methodology Using RCSI Theory」、澤口学氏の「One possible recommendation for VE/VM required in the IT era」、そして、私、横田尚哉の「Using “a technique to analyze customers’ level of interest using the NPS” to analyze customer needs with AI」(more ≫)です。

業界も分野も、地域も異なる、さまざまなプレゼンテーションが行われました。私のプレゼンは、初日でした。

▍ナッシュビルとは

ナッシュビルは、カトリー・ミュージックの発祥であり、音楽の街(Music City)と言われています。ダウンタウンには、ライブハウスが集中しており、週末ともなれば昼前からずっとライブが行われています。

通りには、バスの上で音楽に合わせて楽しげに踊るパーティー・バスや、動くバーカウンターのようなパーティー・バイクが行き交っていました。とにかく、音楽(特に生演奏)があらゆるところから流れております。

音楽好きのアメリカ人にはとても好まれているようで、観光客はほぼ白人で、日本人観光客に出会うことはありませんでした。

ひとまず、初日の速報です。引き続き、明日も参加していろいろレポートしたいと思います。