研究論文が入選!今年で17年連続です

毎年、米国SAVE国際協会(SAVE International)が開催している「バリュー・サミット」(Value Summit)に、横田尚哉の研究論文が入選しました。

この入選で、2005年から17年連続入選を果たしました。

 

▍バリュー・サミットとは

ファンクショナル・アプローチは、1947年にアメリカで開発されました。開発したのは、ゼネラル・エレクトリック社(GE)のローレンス・D・マイルズ氏です。

ファンクショナル・アプローチは、製造業や国家機関を中心に拡がりました。1959年に米国SAVE協会(現・米国SAVE国際協会)が設立されました。

そして1961年から毎年、年次大会が開催されるようになったのです。それがSAVE大会であり、現在では「Value Summit」と呼ばれるものです。

開催地は、米国国内の主要都市を中心に、場所を変えながら開催されています。時には、カナダで開催される時あります。

2020年と2021年は、世界的に感染対策を取り組んでいることから、連続のバーチャル開催となります。

▍横田尚哉の論文の内容

発表前に内容を伝えるわけにはいかないのですが、タイトルは「Proposing ‘Time Integration Method’ to quantify ever-changing value with time – through three case studies」(時間経過による価値の変動を数値化する「時間積分法」の提案 ~3つの事例とともに~)です。

どのような論文か、一言でいいますと、価値に関する新しい概念を提案するものです。その最大のポイントは、時間とともに変化する価値を捉えることです。

時間とともに変化する価値を、いかに数値モデルに置き換え、ロジカルにアプローチするかが、本研究を難しくしたところです。そして、時間の変化に対する考え方を整理し、数式化することに成功しました。3つの事例とともに実践的な内容となっています。

▍日本と世界の架け橋に

今年の大会では、世界中から寄せられた中から、40編が入選したようです。そのうち、7編が日本からの論文です。製造業から2編、サービス業から5編という内訳です。

かつて製造業や建設業が多かったのですが、いまではサービス業の論文のほうが多く採用されています。世界の専門家たちは、ファンクショナル・アプローチが日本のサービス業に浸透していることを実感していることでしょう。

これからも横田尚哉は、日本と世界の架け橋として、活動していきたいと思っています。

なお、日本人の発表は、日本時間の2021年6月9日(水)朝7時~11時です。そして、論文発表の他にキーノート・スピーチ、セミナー、フォーラムなどがあります。

そして特徴的な企画があります。「Around the World Virtual Value Crawl」という企画です。バーチャル開催ということもあって、地球の自転に合わせて、昼のタイムゾーンの地域が発表しながら、世界をめぐるものらしいです。楽しそうですね。

 

【リンク】Virtual Value Summit 2021