展望と改善2023
あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいします。
毎年、年頭に投稿しています「展望と改善」を、今年もお伝えしたいと思います。
横田尚哉が捉えている、今年1年間の展望と、そのための改善です。皆さまの参考になれば、幸いです。
▍2022年の振り返り
2022年の展望と改善では、相当激しい入れ替えが起こり、すべての業界において、ゲームチェンジが発生すると展望しておりました。
実際、かつての甚大な権力を誇っていた旧体制が衰え、勢いのある新体制がいっきに存在感を表してきました。
「まさか、そんなことが起きるなんて」というコトがたくさん起きました。
その結果、政治も、経済も、国際情勢も力学のバランスを崩し、新しい地図が作られようとしています。
企業のビジネスモデルは、古い地図ではなく、新しい地図を前提にしなければなりません。その地図が、どのようになるのかを、しっかりと捉える必要があります。
そのために、《準備を進める》コトを1年間の改善として、お伝えしました。
そして、権力・財産・評価にしがみつかず、活動を継続するためには、ビジネスのメカニズムを見直す必要があることをお伝えしました。
▍2023年の展望
では、2023年はどのような一年になるのでしょう。
私は、《時機を待つ》年になると見ています。
時機とは、タイミングです。行動すべき時機が来るまで、慌ててはいけないという意味です。
時機の「機」には、キザシやキッカケという意味があります。「機会を得る」や「機を逸する」という言葉でも使われています。
2023年は、時のキザシを待つくらい、ゆったりとした心構えが必要だと思っています。
新体制といわれる勢力は、2022年の時より大きくなっています。勢いもあります。
2022年にゲームのルールが変わったということは、新体制のほうが有利だというコトです。
旧体制は、適応するのに時間がかかり、新体制のパワーに押されてしまうと思います。
そうして、それぞれの業界で、パワーバランスが確定されていくのです。
▍2023年の改善
私たちは、その勢いに押しつぶされないように注意しつつ、むしろ、その勢いに便乗して行くくらい進化をしたいところです。
そのためには、いまいちど、いまのビジネスモデルをスリムにしておくべきです。
長年変わらず続いている仕組みや慣習は、もう必要なくなっているかもしれません。「誰のため?何のため?」と問いかけて、取り除いておきましょう。
そして、マーケットの動向を観察することです。じっくりと観察することです。
自らが新勢力となるもよし、新勢力と組むもよし、そのための準備を整えておくことです。
そして、行動を起こすまえにするべきことがあります。それは、いったん待つことです。
思ったが吉日といいますが、来年はすこし慎重にしたいところです。だから、《時機を待つ》なのです。
すぐに行動せず、《トキを測る》コトです。いまがどのようなトキなのか、行動を起こした後のトキの流れがどうなるかを、測ることです。
時間と空間のカラクリを理解して、2024年まで意識を広げて、長いスパンでとらえていきたいですね。
2023年が、皆さんにとって良い年となりますことを、心より願っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。