その判断、潮目ではなく波だけを見ていないか

いま、多くの企業が「動いているのに前進しない」状態に入っています。 原因は、努力不足ではなく、見るべき対象のずれです。波の高さには敏感でも、潮目の変化には鈍感になっているのです。 時代の前提が変わると、過去の正解はそのままでは機能しません。必要なのは、現象を追う経営から、本質を捉える経営への切り替えです。 ここでは、そのための見方と実務での使い方を具体的に示します。 (もっと読む)▸

提案で終わらせない。VM Job Planが「実現(Implementation)」までを標準にした理由

改善提案が、会議では通るのに現場で止まる。 報告書ができた瞬間にプロジェクトが「完了扱い」になり、成果は出ない。——そんな経験はありませんか。 私はSAVE International(米国社団SAVE国際協会)の「VM Guide」の改定に、執筆者の一人として関わりました。そこで強く感じたのは、世界のVM(Value Methodology)が今、「提案の質」ではなく「実現の確度」(もっと読む)▸

AI時代、「35歳で管理職」の前提が崩れる――有能人材を再定義せよ

これまで多くの企業は、「35〜40歳で管理職になる」ことを前提に、人材育成を設計してきました。 現場で経験を積み、資料を作り、調整力とコミュニケーション力を磨き、段階的にマネジメントへ進むモデルです。 しかし、AIが実務に本格的に使われる時代に入り、この前提は崩れ始めています。作業・整理・要約・資料化といった中間プロセスは、急速にAIへ置き換わっているからです。 もはや「作業が(もっと読む)▸

意思決定は「可能性」と「再現性」で変わる—経営判断の考え方

成功事例や強い話題に、意思決定を引っ張られていませんか。 それは「再現できる話」ではなく、「可能性のある話」かもしれません。 経営やマネジメントに必要なのは、当たるかどうかではなく、起こせるかどうかです。 ここでは、「可能性」と「再現性」を分けて捉える視点から、不確実な事象をコントロール可能に変える思考法を整理します。   ▍可能性に乗るな。再現性を作れ (もっと読む)▸

判断軸がないと、意思決定は他人に渡る

情報が過多になる局面ほど、人は「正しい情報」を集めようとして疲弊します。 けれど、意思決定の質を決めるのは情報量ではなく、判断軸の有無です。 判断軸がないと、結局は「強い言葉」「多数派」「空気」に判断を委ねます。 ここでは、判断軸の作り方として「誰のため?何のため?」を提案し、最後に“選挙”を例に、その効き方を短く示します。   ▍なぜ情報が増えると判断が鈍(もっと読む)▸

AI時代のスキルとは――「判断軸」が仕事の価値を決める

AIが「調べる・纏める・資料をつくる」を肩代わりする時代、私たちの仕事の価値はどこに残るのでしょうか。 答えは「創造」と「判断」です。選択肢が爆発的に増えるほど、人に必要なのは《目的を定め》、《価値を選び》、《責任を引き受ける》力。 その土台となる「誰のため?何のため?」という判断軸を、FAでどう鍛えるかを整理します。 ▍AIが強くなるほど、人の仕事は「判断」へ寄ってい(もっと読む)▸

【類語シリーズ】育てる・養う・伸ばすの違い

日本語は、単語そのものにニュアンスの微妙な違いを表現しています。 ファンクショナル・アプローチ(more ≫)では、ファンクションを定義する際、このニュアンスの微妙な違いを意識して定義することを推奨しています。 今回は、「育てる」、「養う」、「伸ばす」の違いを解説してみます。 ▍育てる 意味と特徴「育てる」は、対象の成長を支える言葉で、時間をかけて関わりながら成長(もっと読む)▸

美しさは設計できる──黄金比に隠された《調和をつくる》構造

私たちは、建築物や自然の形、製品デザインなどを見たときに、「美しい」「落ち着く」「整っている」と感じることがあります。それは単なる好みではなく、多くの人が共通して抱く感覚です。 その背景には、人間の視覚と認知の仕組みに基づいた構造的な法則が存在します。黄金比は、その代表的な法則です。美しさの背後には、数学と心理に支えられたメカニズムがあります。 ▍ 黄金比とは何か 黄金(もっと読む)▸

時代のカーブをうまく曲がれる企業の5つの特徴

経営とは、時代という道を読み、会社という車に乗って、経営という運転を続けるコトです。 つまり、優れた経営とは、道と車と運転が、それぞれに適切であるコトです。 道が変わっているのに、同じ運転をしていると、道から外れて車が壊れてしまいます。 そこで、優れた企業に共通する、ドライビング・テクニックを5つにまとめました。 ▍ブレーキを踏むように、これまでの勢いを抑えること(もっと読む)▸

FAによるSXのススメ

ファンクショナル・アプローチ(FA)は、サステイナビリティ・トランスフォーメーション(SX)に適しています。 昨今、SXを事業計画に取り込む企業が増えています。伊藤レポート3.0の効果だと思われます。 私は、これまでFAを、事業改善や経営改革の道具として、企業に提供してきました。その観点から、SXへの適用に触れてみたいと思います。 【参考資料】※伊藤レポート3.0(SX版伊藤レ(もっと読む)▸
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