Virtual Value Summit 2020

2020年6月8日から3日間、年に一度の Value Summit がバーチャルで開催されました。

2020年だからできるイベント、2020年でしかできないイベントです。3日間参加して、私もプレゼンテーションの時間をいただきました。

▍世界規模の WEBINAR

世界規模での新型コロナウイルスによる感染のリスクから、2020年に限り Virtual での開催となりました。

日本、インド、ヨーロッパ、北米、その他世界中から、270名以上が同時にアクセスしする世界大会です。日本時間の夜23時30分から翌朝07時までの昼夜逆転の国際カンファレンスです。

冒頭、Renee Hoekstra会長の挨拶から始まりました。25編の論文が入選し、それぞれの著者が発表します。

例年だと、60~70編の論文が3~4のトラックに分かれて行われますが、今回は1トラックということもあって、入選した論文は、さらに絞り込まれました。

▍GoToWebinar を使ったオンライン・セミナー

用いられたアプリは、GoToWebinar です。日本ではあまり馴染みがないかもしれません。日本では、zoom を使うことが多いですね。

GoToMeeting という zoom に似たオンライン会議アプリがありますが、GoToWebinar は、ウェビナーに特化したアプリで、参加者は一人参加モードでの参加となります。

参加者それぞれにユニークなIDが付与されているので、誰がどのブロックに参加しているのか、主催者にはわかるようになっています。

プレゼンの後は、質疑応答があります。リアルに行っている国際カンファレンスと、進行は全く同じということです。質問はチャットを通じてたくさん書き込まれます。

プレゼンだけかというと、そうではありません。ブレイク中や会長レセプションを使って、ネットワーキングへの工夫も用意されていました。GoToMeeting によるカンバセーションとチャッティングが行われました。司会役が中心になって、参加者がそれぞれ意見交換して、経験や工夫をシェアし合いました。

▍今年もたくさんの新しいがありました

まず大きなトピックは、「Value Methodology Body of Knowledge VM Guide」が発表されたことです。私も、2年間に渡って、この出版のために時間を割いてきましたので、待ちわびておりました。

発売は、6月下旬になるそうです。内容については、また詳細にお伝えしたいと思います。

発表された論文は、新しいテクニック、新しい事例、新しいツールなど、刺激的な情報がたくさんありました。厳選して絞られた質の高い論文の、全てのプレゼンテーションを聞くことができたので、たいへん価値のあるイベントでした。

また、多くの専門家たちの興味は、オンラインでのワークショップを成功させるツールやノウハウでした。ブレイクを兼ねたネットワーキングでは、毎回のように意見交換がありました。

あるプレイクでは、急遽、それぞれのツールを画面で共有しながら実演する場面もありました。

▍横田尚哉も発表

この貴重な機会に、私もプレゼンテーションの機会をいただきました。私の論文は、『New Three Techniques for New Store Opening and New Business Investment』(新店舗出店と新ビジネス投資のための3つの新テクニック)というタイトルです。

これから新しいビジネスする時に、どのように最適なビジネスモデルを設計すればよいのかを、事例をもとに説明したものです。

独自の考え方を取り入れて、効果的に評価できるような工夫をしています。発表後、「興味深いものだった」「よい応用だ」「あなたのテクニックを試したい」「革新的な適用に本当に感謝している」「革新的も手法を見せていただいた」などの感想が、e-mail、facebook、LinkedIn などから、たくさんいただきました。仲間からの応援もバーチャルでした。