新「FA基礎研修」とは
2020年7月から「FA基礎研修」が新しくなりました。新しい内容で行われる「第22回FA基礎研修」は、すでに募集を開始しております。
▍FA基礎研修とは
ファンクショナル・アプローチ(FA)は、知識から知恵を生み出す思考システムです。そのFAを方法論として基礎的に身につけるための研修が「FA基礎研修」です。
この研修では、FAの概論から始まり、原理・原則、手順などを学びます。実際にビジネスで適用している手順を省略することなく、その内容を凝縮した研修です。講義と演習により構成され、単なる知識としてではなく、体験として学べるように工夫されています。
これまで企業や団体、個人に対して100回以上の研修を行いました。その満足度は、FA基礎研修に参加いただいた皆さまの声(more »)を見ていただけると、おわかりいただけると思います。
▍ここが新しくなった
大きく変わっているのは実施手順(ジョブプラン)と研修方式です。
これまでの研修では、10ステップでした。日本標準として確立されている手順に従って、FAを伝えてきました。
これからの研修では、8フェーズです。世界標準として2020年7月に出版された『VM Guide』(more »)の手順に従って、FAを伝えていきます。
そして、研修方式が変わりました。こまれでは、連続する3日間で行う集合方式でした。
これからは、事前動画とウェビナーによる完全オンライン方式です。オンラインと言っても、質問やグループワークは同じように行います。
あと、用語が変わりました。世界標準にそった用語に変えます。用語が変わってもFAの効果は変わりませんが、世界中にいる専門家たちとのコミュニケーションのために、同じ用語を用いるべきだと思います。
▍どちらが優れているか
目の前の課題や問題に対して、どちらが優れた成果につながるかと言えば、どちらも優れています。
手順自体に欠陥があったわけではないので、限定された世界の中だけで使うのであれば、今まで通りでも全く問題ないのです。
しかし、将来的な活用や発展に対しては、世界標準のほうが優れているでしょう。
いろんな業界や国との連携を考えた場合、おなじ手順にしておくべきです。他のやり方と比較したり、取り入れたりする時、容易になります。異業種や他国の専門家との交流に役立つわけです。
日本には、独自に進化させてしまう「ガラパゴス」と呼ばれることがよくあります。オリジナリティを持つことは良いことですが、他との交流を受け入れない進化には限界があります。
▍FABICがFA基礎研修を提供する理由
新しい「FA基礎研修」は、FABIC(more »)のカリキュラムの一貫として提供します。
その理由は、単なるスキル研修ではなく、一人ひとりの活躍を考えているからです。スキルを高めた後まで考えているということです。
FABICは、FAバーソンと社会をつなげるプラットフォームです。ファンクショナル・アプローチを求める企業や団体も参加します。そのプラットフォームにFA基礎研修を融合することで、活躍の場が広がるのです。
新しくなった最初の「FA基礎研修」は、2020年10月です。お見逃しなく。