「第32回FA基礎研修」開催報告

2023年3月19日~21日の3日間、ファンクショナル・アプローチの基礎を学ぶ研修が、インパーソンで開催されました。

満席のお申し込みをいただき、様々な業界から参加をいただきました。

※次回の開催予定、その他の研修情報は、FABICのカリキュラムをご覧ください。会員の方にはメールでお知らせいたします(more »)

▍FA基礎研修とは

ファンクショナル・アプローチ(以下FA)は、知識を知恵に変える思考システムです。1947年にアメリカで生まれ、今もなお、世界中で適用され効果を発揮しています。

そのスキルセットは、世界標準である『VM Guide』(2020年、SAVE International)に準拠した内容であり、その著者の1人である「横田尚哉」が講師を努めました。

FA基礎研修は、連続する3日間で行う、インパーソン(リアル)で行う研修です。誰でもクリエイティブな思考になれ、新たなソリューションを自ら生み出す事のできるスキルを学びます。

▍熱気と本気が入り交じる

受講者は、IT業・教育業・製造業・建設業などさまざまな業界から、経営者から実務者まで幅広く参加いただきました。

それぞれにFAに対して興味を持っていただき、講義と演習、そして、質疑応答を繰り返しながら、とても熱心に取り組んでいただきました。

特に、質疑応答では、実践的で具体的な質問が多く、私もついつい、応用研修や専門研修で教えるような内容まで踏み込んで説明しました。こういうやり取りは、インパーソンならではだと思います。

▍受講者から頂いた感想(抜粋)

今後は、周囲のモノ・コトにもっと興味を持ち、考えてみたいと思います。定常業務の見直しが必要な時期に来ていますので、FAを活用し、良い改善策を見つけられるようにしたいと思います。

大変有意義な3日間でした。振り返りを行うとともに、人生に、そして自社の変革に活かせるよう、またFAを自社でも積極的に導入できるよう、道筋をつけられればと思います。

脳の日頃使っていない部分を活性化していただき、大変有意義な時間となりました。有難うございました! 業務ではオペレイティブなものが多いですが、FAを活用できるシーンもたくさんあるような気がしています。

非常に有意義でした。FAの定義が難しかったですが、思考を変えることで本質を理解しやすくなると思いました。業務では主に「なぜなぜ分析」を用いていますが、FAを使って未来志向で考えてみたいです。

▍伝統的なスキルは伝統的な会場で

会場は、2022年9月に営業開始したばかりの「九段会館テラス」です。開業したばかりとは言え、1934年に竣工し、2011年の東日本大震災による天井崩落事故の影響で、11年間営業できなかった建物です。

歴史的建造物として都の有形文化財に登録されており、かつての建築美や外観を保存して、再開発されたのです。そのような伝統ある建物で、伝統あるスキルをお伝えできたのも、ご縁なのかなと思います。

皇居のお堀に面しており、武道館も見え、ちょうど咲き始めた桜に囲まれた最高の会場でした。