長崎大学で授業をしてきました

2022年7月、長崎大学に講師として呼ばれました。

大学生にファンクショナル・アプローチを、直接伝えるために、長崎まで言ってまいりました。

▍授業内容はもちろん、ファンクショナル・アプローチ

呼ばれたのは、長崎大学研究開発推進機構に設置されている「FFGアントレプレナーシップセンター」です。

このセンターは、次世代のアントレプレナ一人材の育成を目指して、学部生・院生向け教育プログラム、社会人向け履修証明プログラム、研究者向けインキュベーションプログラムを提供されています。

長崎大学 FFGアントレプレナーシップセンター(more »)

そのセンター長でいらっしゃる、上條由紀子教授からオファーをいただきました。実は、2020年にも長崎大学で上條教授に呼ばれて、授業をしています。今回で2回目となります。

2020年の時は、学生たちは全員リモートだったので、研究室からのオンライン授業となりました。

長崎大学での授業

今年は、2年前の2コマから4コマに拡大し、対面授業とのことなので、ファンクショナル・アプローチをしっかりと学んでいただきたく、ワークショップを取り入れることにしました。

▍事業計画は「誰のため?何のため?」

ワークショップの題材は、「事業計画」です。アントレプレナーシップを学んでいる彼らにとって、事業計画を結果として捉えるのではなく、手段と捉えてもらいたかったからです。

ファンクショナル・アプローチに初めて触れるにもかかわらず、すぐにコツを捉える学生がいたのには、驚きました。さすが、知力も気力も高い学生が集っています。

中には、事業計画を見たことのない学生もいましたが、そこはチームワークで頑張ってもらいました。約80名の学生が受講する人気講座です。80名が18チームに分かれて、一斉にワークを始めると、教室は一気に活気付き、大いに盛り上がりました。

授業で定義が完了できなかったチームは、来週までの宿題にして終了しました。続きは、来週となります。彼らにFASTを作成してもらいます。さて、どんなFAST出来上がるのか、後半がとても楽しみです。

▍長崎大学はこんなところ

いま長崎は、九州新幹線の整備やIR誘致の候補地などで、話題に事欠きません。

  • ・2018年1月、「長崎県庁舎」の移転
  • ・2021年11月、3,800㎡の展示ホールや2,700㎡のコンベンションホールのある「出島メッセ長崎」オープン
  • ・2021年11月、客室約200室の「ヒルトン長崎」の開業
  • ・2022年4月、IR整備整備計画の認定申請(年内に正式決定なるか)
  • ・2022年9月、「長崎新幹線」の開通予定
  • ・2023年春、店舗面積41,000の「新長崎駅ビル」の完成予定
  • ・2023年春、客室約200室の「長崎マリオットホテル」の開業予定
  • ・2024年、20,000人を収容しV.ファーレン長崎の専用新スタジアム「長崎スタジアム」の完成予定

そんな長崎にあるのが長崎大学です。文教キャンパス・坂本キャンパス・片渕キャンパスの3つに分かれています。

今回訪れたのは、最も大きな文教キャンパスです。とても広かったです。薬学部・水産学部・環境科学部・教育学部・多文化社会学部・工学部・情報データ科学部があるようです。

キャンパスの中や、建物の中を歩いていると、方向を失います。歴史ある建物を残しつつ、増築していった結果でしょうか。迷子になりそうでした。

学生たちも多く、活気あふれるキャンパスでした。こういうところにいると、日本の未来に無限の可能性を感じ、ワクワクしてきます。