ファンクショナル・アプローチとは、イノベーションを起こす思考システムです

ファンクショナル・アプローチとは何か?

ファンクショナル・アプローチ(FA、エフ・エー)は、誰のためか、何のためか、どうすれば学べるのか、などについて、まとめました。

▍FAとは

ファンクショナル・アプローチとは、知識から知恵を生み出す思考システムです。言い換えれば、イノベーションを起こす思考システムなのです。

クリエイティブ思考ができないのは、能力が無いからではなく、思考の使い方の問題なのです。ここはとても重要な観点です。

この考え方を開発したのは、ローレンス・D・マイルズ氏(more ≫)です。1947年、GE社に努めていたときのことです。今もなお、この思考システムは世界中で使われ、効果を出し続けています。

その原理は、とてもシンプルです。眼の前のモノ・コトから、あえて離れ、ファンクションを捉えることで、先入観や固定観念から思考を開放するものです。

▍FAは誰のためか

まずは、個人のためです。スキルアップになります。思考システムですから、どのスキルとも親和性があります。すでにある能力にプラスするだけで、飛躍的に能力が伸びることでしょう。

また、組織のためでもあります。個人力を高めるだけでなく、組織導入することで、組織力が大きく高まることになります。企業で導入が進んでいるのは、これが理由です。

私は、企業における教育に疑問を持っています。ただ、教えるだけの、道具を与えるだけでは、人は育ちません。思考を変え、育て、能力を発揮できる環境を整えることだと思っています。

▍FAは何のためか

FAは、業務改善、事業開発、経営改革など、日常的な問題から、非日常的な課題まで、ありとあらゆるモノ・コトが対象になります。

ある業界では、10年間で総額1兆円の事業を扱い、2000億円のコスト削減しました。ある企業では、3年間で400億円の経済効果を創出しました。

具体的には、製品原価低減、労働時間短縮、工期短縮、商品開発、教育プログラム改善、工場生産ライン改良、店舗レイアウト、内装改良、基幹システム、人材採用プロセスなどなど、上げるとキリがありません。

▍FAを詳しく知りたい

ファンクショナル・アプローチ研究所(FA研究所)に連絡してください。連絡先は、こちらのフォームをご利用ください(more ≫)

疑問や質問から、効果や可能性など、お気軽にご相談ください。メールやオンラインでやり取りすることも可能です。

FA研究所では、FAを導入・活用する組織や、FAを習得する個人を求めています。

▍FAはどこで学べるのか

ファンクショナル・アプローチ研究所(FA研究所)では、企業から依頼を受けて、簡単な講演から、本格的な研修も行っています。

企業からの依頼によっては、業務改善や新事業開発などをお手伝いすることもあります。

また、個人単位でも学べるように、定期的に研修を主催しています。FABIC(エフ・エー・ビック)のサイト(more ≫)をご覧ください。研修情報は、カリキュラムのページにございます。

▍FAは誰が教えているのか

私、横田尚哉が教えています。2006年に業界初の組織を立ち上げ、2010年にFAを専門とする「株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所」(more ≫)をスタートしました。

FA研究所は、《FA研究を深める》コト、《FA適用を拡げる》コト、そして《FA人口を増やす》コトを目的としています。

横田尚哉(more ≫)は、米国社団SAVE国際協会から、最高資格の「Certified Value Specialist」の認定を受け、現在の世界標準である「VM Guide」(more ≫)の著者の1人であり、「College of Fellow」(more ≫)の称号も与えられています。

 

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