3ムを無くす
三無主義とは、《3ムを無くす》コトです。3ムとは、ムリ・ムラ・ムダの3つです。
よく聞く言葉ですね。徹底的に効率化を目指すときによく使われる言葉です。
今の時期だからこそ、この言葉を思い出して確認しておきたいですね。
▍ムリとは
ムリとは、タスクの処理能力以上の負荷を課すことです。業務量が多すぎたり、時間が短すぎたり、労働力が少なすぎたりする状況です。
ムリを放置しておくと、効率が悪くなるばかりか、トラブルの発生につながることがあります。頑張って続けたとしても、残されたバッファを消耗してしまい、やがて継続困難な状況に陥ります。
ムリを無くすと、継続的に安定した品質でタスクが完了していくということです。
▍ムラとは
ムラとは、タスクの処理にバラツキがあることです。業務量の多いトキと短いトキ、時間に余裕のある人とない人が混在している状況です。
ムラを放置しておくと、ムリやムダに移行していきます。一時的なムラか、日常的なムラなのかを見極め、適度に応じてできる限りムラを減らしていく必要があります。
ムラを無くすと平準化します。平準化するとタスクの品質は安定します。
▍ムダとは
ムダとは、タスクの処理に寄与しないリソースがあることです。タスクの完了に関わっていない作業があったり、関わっているが役に立っていない人がいたりする状況です。
ムダを放置しておくと、タスクの完了と関係なくリソースがなくなっていきます。効率がとても悪くなります。
ムダを無くすと、投入したリソースに応じてタスクが完了していくということです。
▍効率化はビジネスの基本のキ
ファンクショナル・アプローチは、知識から知恵を生みだす思考システム(≫more)です。ビジネス上の問題や課題を解決していくことができます。
しかし、全ての問題や課題に適しているかというと、そうではありません。単なる効率だけを求めるのであれば、三無主義を徹底すればいいだけです。
効率だけでは解決しない、革新的な解が必要なときに、ファンクショナル・アプローチが役立つのです。