『なぜ今、シュンペーターなのか』

2015年10月に『なぜ今、シュンペーターなのか』(秋元征紘・著、クロスメディア・パブリッシング・刊)が出版されました。

年末に読んだのですが、拙著『第三世代の経営力』(横田尚哉・著、致知出版社・刊)と多くの点でシンクロしており、是非、併せて読んでいただきたいと思います。

戦後から今日までの日本経済の経済史に触れ、いま私たちの置かれている経済環境を大きな視点から捉えた上で、必要な経営上の考え方や行動を論じた書籍です。そういう意味では、ほぼ同じ思いなのです。

しかも、使われている企業や事例も似通っており、著者の秋元征紘さんとは、観点だけではなく感性まで、シンクロしていると思いました。そこで、すぐに秋元さんに連絡を取り、先日、久しぶりにお会いしてきました。

秋元さんは、日本ペプシコーラ副社長、日本ケンタッキーフライドチキン常務取締役、株式会社ナイキジャパン社長、ゲラン株式会社社長・会長等を歴任された方で、今はジャイロ経営塾の代表をされています。

なぜ今、シュンペーターなのか』では、企業が成長するポイントはヒトにあり、「企業家ビジョン」を持つ人材にあるということです。経営者は、このことに早く気づき、それに向けた行動を起こす必要があるとあります。

第三世代の経営力』では、企業が成長するポイントは進化をもたらす人材と仕組みを持つことだと書いています。

切り口は違えど、お話してやはり同じ思いだと確信しました。

経営者はもちろんのこと、これからの経済や企業を憂いている方は、是非、2冊セットでお読みください。