人生は10の九年期で出来ている
長い人生、九年で区切ると、それぞれに役割と目的が見えてきます。
これは、『ビジネススキル・イノベーション』(横田尚哉・著、プレジデント・刊 more ≫)で公表した、私の人生観です。
人生を振り返るとき、計画するときの参考に慣れば幸いです。
▍人生にも波がある
人生には、山もあり谷もあります。川の流れのように、蛇行しながら進んでいます。昔から、人生における変化を、さまざまなものに比喩してきました。
上昇するときもあれば、下降するときもあります。減速するときもあれば、加速するときもあります。それは、季節の巡るが如しです。
私自身、自分の人生を振り返りながら、いったいどのような周期だったのかを研究してきました。いまでも、研究中です。
その中で、九年の周期が一番しっくりきます。東洋哲学の中にも、九年を周期として「九星気学」というものがありますが、とても理にかなったロジックです。
▍九年期で定義してみる
これまでの人生を振り返り、そしてこれからの人生を見通すとき、この九年という周期がとても役立ちます。
自分がいま、いくつ目の九年期なのかを年齢から調べてみてください。そして、その九年期を一言で定義してみてください。
自分の人生をさかのぼりながら、九年期ごとに定義してみると、歩んできた道筋が見えてきませんか?
そして、これからの残りの人生も九年期単位で捉えてみてください。充実した人生を送るために、それぞれの九年期でやるべきことが見えてきませんか?
『ビジネススキル・イノベーション』(横田尚哉・著、プレジデント・刊 more ≫)には、自分で分析するためのシートを紹介していますので、そういうのも参考にしてみてください。
▍人生は10の九年期でできている
私たちの人生は、10の九年期でできいると捉えられます。その九年期にも波があるようです。
誕生してから第4九年期までは、自分自身を「成長」させる時期なのだと思います。親、先生、上司の世話になりながら、成長していくのだと思います。
そして、第5九年期から第8九年期までは、自分自身で「成熟」させる時期なのだと思います。子、生徒、部下の世話をしながら、成熟していくのだと思います。
第9九年期からは、人生そのものに感謝し、次の世代のために成果を残していくのではないでしょうか。
このように人生を見ることで、いま自分の置かれている立場や使命を感じることができますね。