オンラインか、インパーソンか。

人と会う時や何かを学ぶ時は、オンラインインパーソンのどちらが良いかという話です。

時代の流れや、テクノロジーの変化という背景もあり、いろいろな人がオンライン派とか、インパーソン派なる区分をしています。

さて、どちらが正解なのでしょう。

▍正解を求めるのは愚問です

オンラインもインパーソンも、手段の世界での違いです。カタチが異なるだけの話です。

私の専門である「ファンクショナル・アプローチ」では、カタチよりもファンクションの達成が大切であると考えます。

つまり、オンラインが良い時もあれば、インパーソンが良い時もあるというだけです。

▍オンラインのファンクション

オンラインには、《場所を合わせる》必要がなくなります。その結果、《移動時間を無くす》狙いがあり、結果的に《参加時間を減らす》効用があります。

それにより、遠方にいる人でも、容易に参加できるようになります。場所の拘束から開放されるというのは、忙しいビジネスパーソンにとって、とても魅力的な効用です。

▍インパーソンのファンクション

一方、インパーソンには、その場の《空気を感じる》コトができ、同席者の《非言語情報を捉える》コトができます。そこには、《精神距離を縮める》効果が生まれます。

また、《身体を使う》行為や《体験を増やす》働きが得られます。

つまり、知識や意見の伝達に関するファンクションを達成したいならオンラインで、人間関係や体験・経験などに関するファンクションを達成したいならインパーソンと言えます。

▍インパーソンで開催するシンポジウム

たとえば、2月22日にインパーソンで開催する「シンポジウム」があります。今までは、オンラインでしたが、同じ内容ではありません。

※第4回FABICシンポジウム(2024年2月22日)

もちろん同じ内容で行っても良いのですが、折角なので、インパーソンならではのファンクションがしっかりと達成できるように、徹底的に工夫しております。

具体的には、身体を使った仕掛けや、参加者同士が感動を味わえる体験であったりします。さて、どのような内容なのか、乞うご期待です。

▍人との差は知識量ではなく体験量である

知識は、後から再現したり伝達するコトができますが、体験は、その場でしか得られず、人に伝達することができません。

最近では、知識はネット上にいくらでもあり、容易に手に入ります。

だからこそ、これからの時代は、体験が貴重になってきます。質の高い体験を増やすことが、その人の財産になり、他者との差別化になるのだと思います。