問題と解で方法論を区別する「メソドロジー・チャート」とは

問題が解決できないで困っているときは、間違ったメソドロジーで解を出そうとしていることが多いのです。

いま、メソドロジー・チャートのどのエリアにいるかにより、何を目指すべきかが違ってきます。そのときに用いるメソドロジーも、当然異なるのです。

ファンクショナル・アプローチは、非日常的問題に対して、革新的解を得るためのメソドロジーです。

▍日常は伝統的解で効率化を目指す(オペレーション・エリア)

日常的問題にために、革新的解を求めようとする行為は、時間の無駄です。すでに解があるわけですから、さっさと解決したほうが良いということです。

このエリアは、徹底的に効率化を目指すところです。マニュアルを作成し、トレーニングを通して熟練していくことが求められます。

『ザ・ゴール』などで取り上げられた、IE(industrial engineering、生産工学)やTOC(Theory of Constraints、制約理論)などの分野です。

▍問題が発生すれば正常化を目指す(ノーマライゼーション・エリア)

いつもと異なる問題が発生すれば、原因を見つけ出し、ただちに是正する必要があるということです。

このエリアは、徹底的に正常化を目指すところです。発生した経緯をさかのぼり、真の原因を特定できるよう、常から手順ごとに記録することが求められます。

QC(Quality Control、品質管理)やISO9000s(International Organization for Standardization、品質マネジメントシステム)、トヨタ流の問題解決 で有名な『なぜなぜ5回』などの分野です。

▍革新的な解が必要なら進化を目指す(イノベーション・エリア)

非日常的な問題を、伝統的解で解決しようとすることは無理です。事例や前例を調査するよりも、新しい解を創造したほうが良いということです。

このエリアは、徹底的に進化を目指すところです。過去を手放し、未来思考になり、今までの手段にない新しいやり方を創りだすスキルを発揮することが求められます。

まさに、FA(Functional Approach、ファンクショナル・アプローチ)の分野です。FAは、知識から知恵を生みだす思考システムです(≫more)

▍発明を目指すべきではない

発明を目指すことができるのは、発明スキルを有する人が、十分な時間と費用を使える条件がそろっている場合です。常人が偶然、何かを発明することもありますが、それに期待して限りあるリソースを投入することはリスクです。

つまり、やり方を変える最も高度なメソドロジーは、「ファンクショナル・アプローチ」なのです。

これまでの手段で限界を感じたり、日頃のやり方では解決できない非日常を感じたたりしませんか。そういうトキこそ、「ファンクショナル・アプローチ」を使うときなのです。

 

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