Value Summit 2025 は9月、初のインド開催
2025年9月15~16日に、インド・ニューデリーにて、SAVE Value Summit 2025 が開催されます。論文募集が始まりました。
SAVE International(米国社団SAVE国際協会)が毎年主催する Value Summit は、今年で65回目となります。64回までは全て北米開催でしたが、いよいよ北米以外が開催地となります。
時代は、確実に変わってきております。
私は、参加&発表の方向で準備を開始しております。ご興味のある方、参加予定の方、いらっしゃれば、ご連絡ください。
▍バリュー・サミットとは
Value Summit は、ファンクショナル・アプローチ(FA)を使った方法論「Value Methodology (VM)」の年次大会です。
世界中から専門家、研究者、実務者などが集まります。毎年20~30カ国、200~300人が参加します。私は、過去に21回参加しています。
FAとは、1947年に米国GE社が開発した、ファンクションを用いた「思考システム」です。製造業、建築・建設業を中心に、あらゆる業界において、問題解決、事業改善、経営改革などに用いられ続けています。
※過去に書いた Summit 関連記事は、こちらをご覧ください。
▍ニューデリーはこんなところ
今回の開催地、ニューデリーはインドの首都です。
インドの人口は、約14.4億人で世界最大、若年層が多くの労働力です。
経済は、GDPが約3.57兆ドルで世界5位、経済成長率が8.2%を記録しました。製造業は低迷し、IT・サービス業が牽引しています。モディ政権の下、インフラ投資と財政健全化が推進されています。
そんな国の首都ニューデリーは、政治・経済・文化の中心で、人口が2,000万人で多言語・多民族の大都市です。
9月のニューデリーは、モンスーン季で雨が多いようです。治安は比較的安全なようですが、当然ながら注意も必要です。衛生面では、生水は飲料不可、食中毒にも注意が必要です。
私は、過去に2回訪れたことがあります。
▍インドのVMは
インドは、イギリスによる約200年にわたる植民地支配から、1947年に独立しましたが、その後も英連邦の加盟国として、1990年頃までイギリス経済に強く依存していました。
そのため、VMはイギリスからVEとして伝承し、そのスタイルはアメリカのVMとは異なるものでした。
2020年に発刊された「VM Guide」(VMガイド)を機に、世界的な資格と教育の統一が行われ、近年は、アメリカのスタイルが浸透しています。
インド経済の成長とともに、VM実務者も急増し、アメリカ流VMも広がってきました。これまで使われていたイギリス流VEと、いい感じに混じり合っている状態です。
このあたりがとても興味深く、彼らの活動内容と熱量を直接知るいい機会になると思います。