2冊同時に重版です!
『ワンランク上の問題解決の技術 《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン・刊)と、『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』(同・刊)が揃って重版となりました。
いまだに読者が増え続けていることは、著者冥利です。ありがとうございます。
10年愛される著者を志し、これまで私は5冊の書籍を出版してきました。これを機に初心を振り返りたいと思います。
写真の左側の『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』は、2010年に出版されました。
ファンクショナル・アプローチという思考方法を使うと、身の回りのモノやコトがどのように違って見えるのか。固定観念にとらわれないで発想するとはどういうことか。といったことが、身近な18の事例を使って紹介しているものです。
いくつかの企業は、内定者や社内研修の課題図書として使っていただいています。
写真の右側の『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》』は、2008年に出版して8年が経過しています。
「ファンクショナル・アプローチ」の理論と技術を1冊にまとめた初のビジネス書籍です。この1冊に概念、理論、手順、シートがすべて入っています。
何人もの人は、赤線やマーカー、付箋紙やドッグイヤーなどをアチコチにつけ、本がボロボロになるほど読み返されています。
著者としてとても幸せですし、どちらの本も、私にとっては今なお、自信と自慢の書籍です。
ちなみに、2冊と中国語にも翻訳されています。
私は、著者になりたいと思っていたわけではなく、読書量も少ないし、文章力も得意なほうではなく、普通のビジネスパーソンでした。
37歳のときに、自社の経営企画部で会社の進むべき方向を模索していた時、業界の未来、日本の将来が見えてきました。
仕事の傍ら、30年後の子どもたちのために役立つ、新たなサービスが必要だと、調査と研究をはじめ、検討と開発を進めました。
42歳のとき、3年間の試行の末、完成したのが「ファンクショナル・アプローチ」です。この頃は、まだ会社に所属しており、会社のお客さんへのサービスに限定していました。
サラリーマンでありながら、世の中に対して発信をはじめ、出版を決めたのもこの頃でした。
呼ばれるところにはどこへでも出かけていき、ファンクショナル・アプローチの良さを訴えておりました。
そんな活動をしている時、『情熱大陸』(MBS)からの密着取材の依頼があり、一気に世の中に認知されるようになりました。
45歳のときに、株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所を設立し、すべての業界に対してサービスを開始し、現在に至ります。
独立したことで、ファンクショナル・アプローチを徹底的に研究できることと、必要な企業にとことんサービスできるようになりました。
コンサルタントとして、著者として、これからもますますお役に立てるよう頑張ってまいります。
未来のお客さん、新しい仲間と巡り合えることを願って。