新刊『第三世代の経営力』への思い

11月20日に出版予定の書籍は、ゲラチェックの段階に入りました。

タイトルも『第三世代の経営力』に決まりました。

この本は、経営者や経営層に向けて書いたものですが、企業経営に携わっていない方にも、時代の見方、生き方のヒントが得られる内容です。

私は、いろいろな経営を見て来ましたが、つくづく感じていることがありました。時代に合わなくなった企業が増えてきたなということです。

その企業の理念に則って、正しく経営をし、成長し続けなければならないのに、道を逸れたり、諦めたりする会社が多いのです。

だから、この15年、世界全体のGDPは2.2倍に成長しているのに、日本のGDPは横這い状態が続いているのだと思います。

なんとかしなければと思っておりましたところ、今回の出版企画をいただいたのです。

その出版社は、致知出版社です。 そうです。あの『致知』を出版しているところです。

『致知』とは、人の生き方を探求する“人間学の月刊誌”です。

仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人たちの心の糧になる雑誌として1978年に創刊された権威ある雑誌です。

そのようなところから出版できることは、極めて光栄なことです。

そして、私が言い続けてきた使命、「30年後の子ども達のため 輝く未来を遺すため」に相応しいところなのです。

スライド2-s

そこでまず、企業が生き残るということはどういうことか、何のために必要なのかについて、進化の仕組みになぞらえて書きました。

そして、私が理解する戦後からの経営環境の変化を纏め、3つの明らかに異なる“世代”があることを説明しています。

さらに、ファンクショナル・アプローチで経営を進化させていく要点をまとめてあります。これは、私が企業にコンサルティングしているポイントであり、今回、初めて公開しました。

 

本書は、企業のあり方、生き残り方を、ファンクショナル・アプローチの観点から書いた、始めての本格的な書です。

道が変わっているのに、車も、運転も前のままで、進もうとしていることに気づいて欲しいのです。

出版日は、11月20日の予定です。もう少し先になりそうですが、是非、手に取っていただきたい渾身の作です。

スライド3-s

出張先のラウンジで、ゲラチェック。まもなく、終わります。