特別発表してきました。第51回VE全国大会

2018年10月24日に、公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会の年次大会の中で、特別講演「世界の潮流、FASTダイアグラム活用のススメ」を行ってまいりました。

▍51回目となる公益社団法人が主催する年次大会

ファンクショナル・アプローチは、製造業で発祥しました。1947年のGE社でのことです。優れた改善技法として世界中に広まり、日本では1965年に日本VE協会が設立し、製造業や建設業を中心に定着しました。

私はいま、新たな産業や未来のビジネスのために「ファンクショナル・アプローチ」として伝えておりますが、今年もこの大会に参加して、情報と人脈を広げてきました。

2018年6月に新しく就任された第6代会長の斉藤保氏(IHI代表取締役会長)の開会挨拶から始まりました。その後、薄衣光明大会実行委員長が続き、2日間に数々の発表や報告セッションが行われました。

▍横田尚哉の特別報告

そんな中、私は特別報告『世界の潮流、FASTダイアグラム活用のススメ ~SAVE国際協会の最新動向とともに~』をおこなってきました。

発祥であるアメリカの協会で、資格認定制度や教育プログラムが新しく変わろうとしています。これまでの知識や経験だけでは、世界標準の進化についていけなくなります。

そこで、日本のVE専門家の方々に最新情報として、FASTダイアグラムの特徴と使い分けを事例とともに、発表してきました。

マイルズ賞は『サイゼリヤ』が受賞

マイルズ賞というのは、VE活動を実践して顕著な成果をあげ、その推進・管理・教育等の面でも極めて優秀と認められる組織に授与されます。

今年は、イタリアンレストランの『サイゼリヤ』が受賞されました。外食産業からは初の受賞であり、しかも導入から5年という最短で受賞されました。

同社代表取締役社長の堀埜一成氏による受賞記念報告や、推進変革部部長の内村さやか氏による活動報告は、多くの来場者に刺激を与え、今後の活動に役立つ情報になったと思います。

実は、かつてのクライアント企業であり、一時期たずさわっていただけに、嬉しく感慨深いものでもありました。受賞後に、堀埜社長と写真を撮っていただきました。