リスクのない挑戦はない

慎重な企業や人は、いつまでも進化できません。 リスクがなくなる頃には、それは「挑戦の行為」ではなく、「当然の行為」になっていることでしょう。 挑戦とは、まだリスクのある状況から行動をはじめることです。 全てのお膳立てが揃ってから進もうとすることは、進まないことを決めていることと同じです。 拙著『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ』(もっと読む)▸

経験はごまかせない

「知識と経験」は、よくひとまとめにされ、慣用句として使われています。 昔から言われているわけですが、ネット社会となったこれからの時代では、違います。 いわば、「時代は変わった!スキルは変わったか?」です。 これからは、「経験」がものいう時代です。経験が、スキルの差となります。知っていることは、すごいことではないということです。できるかどうかです。 問題解決の方法を知っているだけでは、問(もっと読む)▸

丸で三角で四角な立体とは

上から見ると「丸」で、前から見ると「三角」で、横から見ると「四角」な立体をご紹介します。そんな立体ってあるの?なんて思いますよね。でも、実際に存在するのです。 問題を解決しようとする時に、いろんな角度から見なければなりません。もし、同じ方向からしか見ていないのなら、全体像をとらえきれず勘違いや誤解をしているかもしれません。そして、間違った解決をしてしまったり、解決そのものを諦めたりするこ(もっと読む)▸

努力と忍耐がスキルになる

人は、楽したいし、手を抜きたいし、安らぎたいのです。だから、楽できるプロダクト、手を抜けるサービス、安らげるシステムがビジネスになるのです。ただ、スキルは違います。スキルとは、その個人が単独で獲得し、必要なときに発揮できる能力のことです。他と連携して発揮される能力や、道具に頼らないと発揮できない能力は、スキルではありません。スキルとは、身体的、思考的、精神的に、その当人が身につけているものです。も(もっと読む)▸

誰のため?何のため?

ファンクショナル・アプローチをいろいろと研究してきましたが、究極のところ、この2つの質問につきます。それが、「誰のため?何のため?」です。「誰のため?」という質問は、それが機能することで、満たされり幸せを感じたりする対象を問う言葉です。「何のため?」という質問は、それが機能することで、果たしている役割や効用を問う言葉です。この問いかけに、答えられなかったり、答えられたとしてもその答えに違和感があっ(もっと読む)▸

【勝手にFA】豊洲市場移転プロジェクト

2016年8月31日、小池百合子東京都知事は、2016年11月に予定されていた豊洲市場移転の延期を発表しました。事業費は、2011年2月の3,926億円から2015年3月の5,884億円へと、かなり増えてしまったようです。そこで、事業費を基に、勝手にファンクショナル・アプローチでいろいろ分析してみました。現行の築地市場は、1日21億円を取り扱う市場であるにもかかわらず、老朽化が進行し、修復していく(もっと読む)▸

【FAって何⑯】価値とは

価値、あるいはバリューという言葉は、ビジネスでよく聞きます。 しかし、なかなか一言では言い切れないほどの多くの意味を持っています。 哲学的な意味で使ったり、経済学的な意味で使ったりです。 ファンクショナル・アプローチでは、経済学的な意味から価値を捉えています。 経済学では、2つの考え方があります。 1つは、そこに掛ける資源の量で測るものです。投資や労働をもとに数値化したものです。いわ(もっと読む)▸

トランプに見る52の秘密

トランプは、全部で52枚です。 4種類のマークがあり、それぞれ1から10までの数字、ジャック、クイーン、そしてキングがあります。 一体どんな意味(ファンクション)があるのでしょうか。 いろいろ調べるとわかってきました。 クラブは「春」を意味し、「農民」であり、農耕に使う「棍棒」がモチーフです。 ダイヤは「夏」を意味し、「商人」であり、商売に使う「貨幣」がモチーフです。 ハートは「(もっと読む)▸

人体モデルを見習いたい

従業員が増えてくると、企業の業務や人材の管理は、科学的・論理的に行っていかないと管理できなくなってしまいます。いわゆる官僚的経営になっていくわけですが、これこそが大企業病の原因でもあるわけです。私は、大企業をクライアントとして経営コンサルタントをしています。これまで、多くの大企業を見てきましたが、本当にそれしか道はないのでしょうか。先日、5,000人を超える従業員のいる企業の社長と話をしていて、思(もっと読む)▸

【FAって何⑮】問題と課題の違い

問題と課題は、あきらかに違います。 発生するのが問題で、設定するのが課題です。解決するのが問題で、達成するのが課題です。  ファンクショナル・アプローチとは、発生している問題を発見し、発見した問題を解決するための課題を設定する時に役立つ思考システムです。   問題には、学校で問われる問題と、ビジネスで遭遇する問題があります。 学校で問われる問題は「クエスチョン」であり、ビジ(もっと読む)▸
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