LUUPに乗ってみた

会社に、LUUPがやってきました。

LUUPとは、電動キックボードのシェアサービスです*1。そのポートが会社の下に出来ましたので、さっそく乗ってみました。

*1 LUUP(オフィシャルサイト)

▍乗ってみた

電動キックボードは、乗り方に少しコツが必要ですが、慣れればとても便利な移動手段です。自転車よりも、気軽にのれる印象です。

初速を付けて、右グリップにある加速レバーを押すと、自走してくれます。後は、乗っているだけということです。

ハンドルは強くにぎるよりも、手をそえるくらいにして、スケボーのようにステップに立つイメージのほうがスムースに乗れます。

問題は、荷物をどうするかです。

自転車ならカゴがありますが、電動キックボードにはカゴがありません。移動手段として使うなら、何かしら荷物を持っています

荷物があるときの方法は2つ。ステップにおいて足で挟むようにするか、ハンドルに引っ掛けるかです。

ステップに置くのなら落とさないようにすることです。ハンドルに引っ掛けけるのならふらつかないようにすることです。

私は、パソコンの入ったビジネスバックをハンドルに引っ掛けましたが、特にバランスがとれないとか、フラフラすることはありませんでした。

とはいえ決して安全とはいえませんので、背負えるバックをおすすめします。

▍アメリカでは随分前から一般的に

実は、2018年10月にカリフォルニア州サンディエゴを訪れた時、乗り回しておりました*2。観光地を移動するときも、買い物に出かけるときも、とても便利です。

UBERで移動するのは長距離だったり、人と一緒のときにして、近場や車の入れない公園などを移動するのは電動キックボードという使い分けです。

あまりにも便利なので、ワシントン州シアトル、ジョージア州ポートランドに訪れたときも、大活躍でした。こういうのが日本でも乗れるようになるといいなと、思ったものでした。

写真は、2018年10月のサンディエゴです。

*2 新プログラム「VMF 1」受講報告

▍日本独特のルール

アメリカでは、ポートという決められた場所がありません。言ってみれば、すべての歩道がポートです。あちこちに放置されています。乗りたい人が解錠して、好きなところまで乗り、また放置するシステムです。

アメリカでは、電動キックボードは自転車と同じ扱いのようです。公園でも道路でも、自転車と同じように乗って大丈夫なのです。

しかし、日本では原動機付自転車の扱いになるらしく、そうなるとヘルメットが必要となり、気軽に乗れなくなります。だから、なかなか実現しなかったのでしょう。

このLUUPは、新事業活動実施区域を走行する場合において、特例措置を受けています。つまり、区域が限定で小型特殊車両のカテゴリーになるそうです。自転車よりも自動車に近いのですが、フォークリフトや耕運機と同じカテゴリーになるそうです。

つまり、ヘルメットが不要ということです。ナンバープレートやバックミラーが必要なのですが、ノーヘルだと気軽に借りて、乗ることが出来ます。LUUPさん、素晴らしい*3。

*3 LUUP(オフィシャルサイト)

料金は、初乗り10分間110円(税込み)、10分以降は1分あたり16.5円(税込み)が加算されます。

繰り返しますが、小型特殊車両です。免許証が必要で、歩道を走ることができません。駐停車、逆走、飲酒運転など道路交通法が適用されます。

今は特例措置の段階かもしれませんが、はやく一般化されることを願っています。

みんなが、正しく安全に乗れば、新しい移動手段として定着するのではないでしょうか。

ファンクショナル・アプローチ研究所の下がポートです。お越しの際、よかったらLUUPをお試しください。