「マシーニ氏来日記念特別講演」報告

2019年2月12日に、米国でもっとも注目されているハビエル・マシーニ氏の来日講演を開催しました。

▍ハビエル・マシーニ氏

彼の拠点はアリゾナ州なのですが、アメリカ全土はもちろんのこと、ヨーロッパや中米など、世界各地で引っ張りだこのCVS(国際認定バリュー・スペシャリスト)です。

彼の来日は、FA研究所が主催する第21回ファンクショナル・アプローチ基礎研修(≫more)を見学するためでした。

せっかくなので、日本で最新の技術や動向、事例などの講演を頼んだところ、快く引き受けていただき実現しました。

▍意識の高い参加者たち

ファンクショナル・アプローチ(FA、≫more)は、もともと製造業で誕生し、建設業とともに、バリュー・エンジニアリング(VE)として発展してきました。

私は、サービス業をはじめ、すべての産業に適用できるように、FAとして研究と開発を行い、これまで多くの人と企業に伝えてきました。

そうしてFAとして学び活用されている方々、さらにはVE界からも参加いただきました。新しい考え方や動向など、意識の高い方々です。

講演は、英語で行われましたが、マシーニ氏のわかりやすいスライドと、多少の日本語の補足で、なんとか伝わったのではないかと思っています。

▍新しい世界標準を日本にも

いま、アメリカではバリュー・メソドロジーの標準化が進んでいます。これまでの知識が体系的に取りまとめられようとしています。

70年の歴史のあるメソドロジーですが、知識体系が作られるのははじめてのことなのです。

実は、私もそのメンバーの一人として取りまとめております。特に、サービス業への適用に関する豊富な経験と知識に期待され、昨年、メンバーに参加してくれないかと声を掛けられました。

日本には、独自に発展してきた方法があるのですが、世界標準を積極的に取り入れて、効果的な改善の実現に挑戦していきたいと思います。