▍一剣を持して起つ
なんとも力強い言葉です。日本の哲学者・教育者の森修三氏による言葉です。
誰かに頼ることなく、どこかへ逃げ込むことなく、自らの力で堂々と立ち向かう姿が想像できます。
森氏は、こう付け加えます。
「この境涯(きょうがい)に到って、人は初めて真に卓立(たくりつ)して、絶対の主体が立つ。甘え心やもたれ心のある限り、とうていそこには到り得ない」
痺れるというか、身が引き締まる感じがしますね。
▍一流になる人 二流で終わる人
この特集には、里岡美津奈さんと対談した記事が掲載されています。
里岡美津奈さんは元ANAトップCAで、現在は人材育成コンサルタントをされています。端麗かつ気品ある女性でありながら、初対面と感じさせない一流の気遣いを感じました。
自分の考えを相手に合わせて伝える会話力のある方で、まるで水が流れ込んでくるように自然でした。
仕事や人生の原点、逆境や試練をどう乗り越えたか、思いや信念などを交換し合いました。
不思議なことは、全く異なる世界を生きてきたのに、共通点が多いことです。
結局、大成するための法則は、不易で単純なコトなのですね。今回の対談で、とても腑に落ち、深く納得いたしました。