SAVE国際協会ヨーロッパ大会「VDI 2017」報告

2017年5月10~11日に、サンクト・ゲオルゲンで、第5回SAVE国際協会ヨーロッパ大会&第50回VDI協会年次大会が開催されました。

プレゼンテーションもしてきました。

 

開催地のサンクトゲオルゲンという町は、ドイツの南西に当たり、自然豊かな静かな町です。人口は1万3千人ほどの小さな町です。時計部品の製造が盛んだった土地で、1970年代には「デュアル(Dual)」というレコードプレーヤーのターンテーブルで世界的に有名な企業の町でもあります。

 

 

鳩時計もこの地域が発祥のようで、サンクトゲオルゲンの駅のチケット売り場は、鳩時計のショーウィンドウになっておりました。ちなみに無人駅で、チケットは自動販売機で買います。

 

 

会場は、公民館を使って行われました。参加者は、ドイツ、UK、ノルウェー、オランダ、フランス、ルクセンブルグ、オーストリア、ハンガリー、イタリア、スペイン、チュニジア、アメリカ、そして日本です。総勢85名ということです。

 

 

2日間に渡って、2の基調・特別講演があり、国内10編・国外8編の研究発表が行われました。ドイツ語と英語の同時通訳を聞きながら、たくさんの新しい事例や考え方を得ることができました。

 

 

私も、発表してきました。「ファンクショナル・アプローチ・アカデミー」で築き上げた専門家の教育システムをプレゼンしました。「教育の本質がまとまってよかった」「SAVE国際協会もこれを参考にすべきね」「自分が、教育をとても小さく捉えていたことに気づいたよ」などと多くの方から賞賛をいただきました。

 

 

企業訪問もしてきました。時計部品やターンテーブルの製造の街だけあって、とても緻密で丁寧な作業のいる工場でした。こういう小さな町で作られている部品が世界中の車や機械で使われているのですね。日本にも大田区など、世界のものづくりを支えている町工場がありますね。そんな印象を受けました。

 

 

そして、歴史的な調印式もありました。ドイツとアメリカは、さらに強いパートナーシップとなってネットワークされていきます。どのような調印だったかは、これから公式発表となると思うので、詳細は控えておきます。

(5/22追記 VDIから公式発表がありました)

 

 

私は、2014年から「アソシエイト・パートナー」に指名いただいており、良いバートナーシップを築いていく役割を担っています。

2018年のヨーロッパ大会は、2018年4月16~17日、ハンガリー・ブダペストで開催されます。